結果発表!



ニーナ「さあ、票の集計も終わったようだし、結果発表いってみよう!」

マルツ「じゃあ、まず――」

ニーナ「第1位の発表!」

ファル「ええっ!? 普通こういうのって、最下位から発表していくものじゃないのか!?」

ニーナ「最下位は票数ゼロで、しかも何人もいるんだもん。そんなお決まりの発表の仕方したら盛り上がらないよ」

ルーラー「……まあ、正論だな……」

ファル「だから、サラッと出てくるな〜!」

サーラ「それじゃあまず第1位の発表……でいいのかな?」

九恵「まあ、いいんじゃない?」

ルーラー「なんか、興味なさそうだね、九恵……」

九恵「誰かからの人気なんて、心の底からどうでもいいもの。それと作者、呼び捨てはやめて

ルーラー「ええーっ!? 作中で蛍には『呼び捨てで』って言ってたのにー!!」

九恵「あなたに呼び捨てにされると、不快だから」

ルーラー「僕、作者なのにー! 生みの親なのにー!!」

スピカ「じゃあまず第1位の発表ですわね。まあ、わたくしに決まってますけど」

ファル「だからその根拠のない自信は一体どこからくるんだ?」

スピカ「とりあえず、お兄様には負けられませんわ」

ルーラー「スピカ、シリウスと過去に一体なにが……? こほん。それじゃあ第1位の発表です。第1位は、『座談会』ですっかり横暴キャラが定着してしまったニーナ・ナイトメア、9票!

ニーナ「まあ、当然の結果だね。『マテそば』の第二話から出てるし。……横暴キャラ、というところにはちょっと引っかかるものがあるけど……」

ルーラー「ニーナが選ばれた理由は――」

サーラ「まず、『軽いノリが笑える』。それと、『共感が持てる』――」

ルーラー「ええっ!? 持てるんだ! 共感! ニーナほど共感持てないキャラも珍しいと思うけどなぁ……」

ニーナ「うるさいよ、作者。――で、他には、『印象が強すぎて、他のキャラの名前が最初出てこなかったから』か。うんうん。印象が強いのはいいことだよね」

ファル「『性格がいい』、というのもあるな。どうやら人気投票のときに『例を挙げるなら、ボクに5票! とかね』と言ったのが大きいみたいだ」

ニーナ「ともあれ、ボクに投票してくれたみんな、ありがとね〜。それじゃあそろそろ解散しようか。今日は機嫌いいから暴走しないであげるよ。はい、幕〜!」

ルーラー「待て待て! まだ第1位のキャラしか発表してないぞ! それなのに幕って……。あ、なんで帰ろうとしてるんだよ、ファルカス! マルツ!」

マルツ「いや、だって……」

ファル「なあ……」

サーラ「すっかり普段の『座談会』でトラウマできてるね。二人とも……」

スピカ「ともあれ第2位の発表、いきますわよ、作者」

ルーラー「あいよ。スピカ、高飛車なキャラだけど、常識的な奴にしてよかった……」

スピカ「なにか言いまして?」

ルーラー「いえ、なにも」

サーラ「それじゃ、第二位の発表です。私たちの生みの親、すべての事件の種を撒いた人物、ルーラー、5票!

ルーラー「もしかしてサーラ、少し怒ってる……?」

ファル「それにしても、まさか作者が2位とはな……。しかも5票……」

ルーラー「まあ、当然の結果だね、とまったく思えない自分が少し悲しい……。本当、なんで僕が2位……?」

サーラ「理由は『そりゃあ……』とか『さらっと出てきたから』だそうです」

ルーラー「『そりゃあ……』ってなに!? それに『さらっと出てきたから』2位になれたの!? どういう票の集め方さ、それ!」

マルツ「師匠、本当に少し怒っているみたいですね……。作者のほうが順位が上だったから、かな。それとも、この人のせいで大変な目にたくさん遭ったから……? ともあれ、他にも理由はありますよ。それもちゃんとした。……ええっと、『『マテそば』や『スペリオルシリーズ』と読者を出会わせてくれた創造主だから』だそうです」

ルーラー「…………(感涙)」

マルツ「さて、では第3位。第3位は……、『ザ・スペリオル』時代のほうが人気が高い僕の師匠、サーラ・クリスメント、4票!

スピカ「ベスト3にさえ入れませんでしたわ!」

ファル「う〜ん、サーラかぁ。パートナーとしては嬉しいような、オレよりも上で悔しいような……」

マルツ「理由は『『ザ・スペリオル〜夜明けの大地〜』第二話での『またね』がかなり笑えた』とか『みんなで作っていく話のメインキャラだから』というものですね。とにかく『ザ・スペリオル』時代の師匠が人気なんですよ、どういうわけか」

サーラ「『ザ・スペリオル』時代のほうが若かったからかな?」

ファル「いや、単に面白さが際立つシーンがあったかどうかの問題だろ。大体お前、『ザ・スペリオル』時代と『マテそば』のときとでは、見た目、ほとんど変わってないじゃないか。その見た目で22歳っていうのは、世の女性たちからしてみればサギでしかないぞ」

ルーラー「じゃあ続いて、第4位の発表に移ります」

ファル「うわっ! 急に出てくるな! 作者!」

ルーラー「第4位、サーラにあと一歩届かず。苦労人のオーラが全身から滲み出ている青年、ファルカス・ラック・アトール、3票!

サーラ「わぁ〜。並んでベスト5に入れてよかったね〜、ファル」

ファル「……そうだな。まあ、若干の悔しさもなくはないけど……」

ルーラー「理由は『座談会やサーラとの会話でどこか不遇な香りを匂わせ、思わず応援したくなる』だそうです。……同情票かな、これは」

ファル「いや、違うだろ! それに理由はもうひとつあるぞ。……なになに、『みんなで作っていく話のメインキャラだから』、か。……どっかで聞いたような……。デジャヴュ、か?」

マルツ「それ、師匠が選ばれた『理由』にもありましたよ」

ファル「つまり、サーラに入れてくれた人と同じ人がオレにも入れてくれたってわけか……」

ルーラー「まあ、ファルカスとサーラはワンセットで好かれるといいな、と思ってたから、この結果には満足かな、うん」

スピカ「そんなことよりも、わたくしはまだですの!? せめてベスト5には入ってますのよね!?」

ルーラー「ちょっ! 首絞めないで! 死ぬ! 死んじゃうー!!」

マルツ「それじゃあ、第5位の発表です」

ルーラー「無視!? ねえ、僕の危機、無視!?」

マルツ「第5位は、割と早い段階から登場していたのにもかかわらず、『マテそば』第十一話まで主人公・ケイとの会話がまったくなかった金髪碧眼の少女、スピカ・フィッツマイヤー、1票!

スピカ「(ルーラーの首から手を放し)い……1票……。まあ、いいですわ。ベスト5には入れたのですし――」

マルツ「それと僕、マルツ・デラード、募集キャラの木ノ下 瞬、同じく募集キャラのカレン・レクトアールも各1票ずつ入っていて、スピカ・フィッツマイヤーと同様の5位です」

スピカ「なんですの、それ!? 第5位は4人も居ますの!?」

マルツ「ちょっ……、僕の首を絞めないでよ……。くっ……、苦し……」

ルーラー「ざまあみろ、マルツ。さっき僕を無視した罰だ。――さて、理由のほうは、と。マルツには『これからの活躍に期待』、か。……あるのかな、活躍……」

ニーナ「木ノ下 瞬くんには『生みの親だから』だってさ」

ルーラー「カレン・レクトアールには……あ、これも似たようなものだな。『自分の作ったキャラだから』」

スピカ「(マルツの首を絞めるのをやめて)ちょっと! わたくしにはありませんの!?」

ルーラー「ん? 入れてくれた『理由』のこと? スピカにはないよ」

スピカ「!! ムキーーッ!!」

ルーラー「うぎゃあああーっ!! そんな全力で首を絞めるなーっ! 死ぬ! 本当に死んじゃうって!!」

九恵「ひとりだけコメントをもらえなかったなんて、寂しい人ね……」

スピカ「(ルーラーの首を絞めるのをやめて)あなたなんて1票もなかったでしょう!!」

九恵「私はそんなこと、どうでもいいもの」

スピカ「ムキーーッ!!」

九恵「(危険を察知)まあ、よかったじゃない。お兄さんに勝てて」

スピカ「……まあ、それはそうですわね。お兄様の悔しがる表情が目に――」

シリウス「いやぁ、よかったな! スピカ! お前、とりあえず票は入ったぞ! 票がゼロって可能性が高かったから、本当によかったよかった(いきなり現れて、すぐに去っていくシリウス)」

スピカ「……悔しがる表情が目に……ちっとも浮かびませんわっ!!」

ニーナ「これで発表は終了だね。獲得票数がゼロの人は割愛するから」

ファル「第2回をやるときはあるのかな?」

サーラ「あったらいいよね〜。『スペリオル』が始まってからだったら、ミーティアちゃんとかも名前だけじゃなくて普通に出るから、けっこう上位に食い込んでくるかもよ?」

ファル「オレたちもうかうかしていられなくなるな……」

サーラ「私もベスト3から落ちずにいられるかなぁ……」

ルーラー「九樹宮九恵やシリウス・フィッツマイヤー、『魔風神官(プリースト)』シルフィードが人気出る可能性もあるしね」

マルツ「そういえば今回、リル・ヴラバザードに票が入ってませんでしたね〜」

ニーナ「まあ、まだ出たばかりと言えば出たばかりだしね。――さて、じゃあそろそろ幕にしようか。すっかり長くなっちゃったし」

ファル「そうだな。――ああ、座談会がこんなに平和に終わるなんて……」

サーラ「それじゃあ皆さん、今後とも応援よろしくお願いします」

ルーラー「とりあえず『ハイツ『リドル』2号館』で『マテそば』第十一話をアップしてもらいましたので、それの感想を頂けると嬉しいです。それでは」



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